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山下清とその仲間達の作品展

山下清とその仲間達の作品展というのを見てきた。以前山梨の影絵美術館で彼の作品を見て痛く感動したので、無料招待券をもらっていたのをいいことに、見に行った。初めてみたときほどは感動しなかったけれどやはり、その画面の隅から隅までおろそかにしない貼り絵はとっても、私にはできないと思ったう。そういういう意味では、久保田一竹さんと共通するものを感じる。
 意外だったのは「東京の焼けた後」という貼り絵があり、それには黒焦げの炭になってしまった死体が転がっていたり、それを運んだりしているところまで描かれている。果たして彼が本当にそういう場面を見たのだろうか?また、大東亜戦争という題で、日本軍と米軍が白兵戦をおこなっているのもあったが、これもどうやってその場面をイメージしたのだろう?と思った。
 私としてはお花見と題された。河の向こうに桜吹雪舞う桜並木が描かれている貼り絵が、長い年月に色あせても美しく一番好きな作品だと思った。
by whitefullmoon | 2005-05-03 16:52 | 日記