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今週の感想

今までお通夜っていうと短くてすむという印象があった。ご焼香を済ませれば後は大体終わりみたいな。ところがどっこい今週参加したお通夜は亡くなった人の寿命同様長いものだった。焼香した後もえんえんと読経が続き、その後導師の挨拶がまたまた長い故人がお寺の役員だったせいもあるのか、お寺の山門を250年ぶりに直せただとか多くの参加者には退屈な話をながながとした。で、その後また南無阿弥陀仏をかなりとなえるっていうぐあいだった。いったいいつ担ったら終わるのだろう?という感じで焼香を終えたのをしおに退座された人がうらやましいくらいだった。喪主の挨拶含め1時間15分ほどだった。まあ、あれだけねんごろに読経されたのだから無事極楽往生するのだろうと思った。
 故人は農業一筋に生きて享年95歳だったという。なくなる日まで普通に生活し、お昼ご飯を済ませて座椅子にもたれて眠り始めところを、さんが「りんごをむいたよ。」と声をかけても返事がなく、様子がおかしいと救急車を呼んで病院に連れて行ったら死亡が確認されたということだった。もともと病院の世話になることがない人だったらしいが、今時病院以外のところでなくなることができるなんて、全くもって幸せな人だと思う。理想のなくなり方だと思う。できればそういう風になくなりたいものだ。
 それにしても長年連れ添った奥さんも高齢だろうし、急に連れ合いに亡くなられてどんな気持ちだろうと思う。
by whitefullmoon | 2008-01-19 12:09