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本のシンクロ

もともと私と妹が使っていた部屋の作り付けの本棚には、父親が単身赴任中に家に帰るときに電車の中で読もうと買った本や、アルバム類がごっそりはいっていた。許可を得て別のところに動かしていたのだが、その中でこれはいいかもっていう本が二冊あったので、片付けずによんでいる。

一冊は『コンプレックス』という河合隼雄さんの新書、もう一冊は『チャクラで生きる』というキャロラインメイスという人が書いた本だ。前者はコンプレックスと自我との関係、後者は癒しについてだ。自分の変化を拒むあまり、癒されることを避ける場合も多いということを著者は言っている。両者とも人類普遍的な無意識である元型について言及している。ユングは元型との対決をとおしての自己実現の過程を重視したと最後に述べてある。キャサリンメイスの著書のほうは元型の研究によって得られた象徴視点でものを見ることよって、何か危機が訪れたとき、実はそれが自分自身について学ぶべき何かを教えるためなのだということが分かるようになると述べられている。

人生の転機を迎えている私にとっては参考書となるような本かもしれない。自分の心に一番正直な選択をしたとは思えるが、心配なことももちろんあるからだ。
by whitefullmoon | 2008-08-11 20:26