樹木信仰

 日本の能の舞台の背景には必ず松が大きく描かれている。その松というのは依り代なのだそうだ。神が松の木に宿り、その前にいる人間に神の意思を表させているのが能ということというわけだ。門松もクリスマスツリーにも全て依り代としての意味があるというような話だった。
 日本人に「となりのトトロ」が好まれるのもの樹木信仰一例で、木の大きなほらは母の胎内そして猫バスにしろトトロの柔らかな柔毛の上に寝るということは、子宮のなかの柔毛に抱かれるということと同じことを意味しているのだそうだ。
 クンルンネイゴンの本の中にもモンゴルのシャーマンのお葬式では自分で彫った木の中にその人の体を入れるということがあるのだそうだ。そして木の中に入るということは子宮に戻るという象徴で、木と寄り添うことによって天と地とつながることも出来るのだそうだ。
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by whitefullmoon | 2008-12-21 13:45 | Comments(0)