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俳句は凄い!

百年の後は
その場所を知る人もない
そこでなされた苦悩も
今は平和のように静か

雑草が誇らしげに肩を並べ
ときおり道に迷った旅人が
もう遠い死者の
寂しげな墓碑の綴り字を探った

夏の野を過ぎる風だけが
この道を思い出す
本能が
記憶の落していった鍵を拾う

これはエミリーディキンソンの詩です。表現されていることはは芭蕉の俳句「夏草や つわものどもの 夢のあと」に近い気がするのですがいかがなものでしょう。
by whitefullmoon | 2009-02-21 10:00